Da Vinci Studio Blog

株式会社 Da Vinci Studio は 2023 年 7 月に株式会社 Zaim と統合し、株式会社くふう AI スタジオになりました

AWS GameDayに参加してきた話

Da Vinci Studio インフラ基盤部の井手です。 いよいよ re:Invent2021 が始まりましたね!

11/3(土)に AWS GameDay という最高に楽しいイベントに参加してきました。 チームで参加して手を動かしながらワイワイして、さらに学びにもなるという素晴らしいイベントだったので、参加の報告と感想をまとめようと思います。

参加の経緯

概要については AWS Japan の記事にもありますが、ざっくり言うとお題に沿ってシステムを構築しつつ、ゲームをこなして得点を競うコンテストです。 例年 re:Invent の現地会場では開催されているようですが、他社の技術ブログを見る限り国内でも定期的に催されているようです。 今回は AWS Japan の方よりお誘い頂いたインターネットメディア系の企業数社(約40名11チーム)のみのクローズドなイベントだったようでした。 ゲームのネタバレ禁止とのことなので、具体的なサービス名やどういう対応をしたかには触れない形で書いていきます。

ゲームについて

ゲームの流れをざっと説明します。 クエストと呼ばれる AWS のサービスに関するクイズやお題に回答して、まずトークンを稼ぎます。 そのトークンを消費して、ユニコーンを育てる設備をアンロックして、設備(クラウドインフラ・Web システム)構築をしていきます。 設備を沢山構築出来ると、稼働するユニコーンの数が増えてコイン稼げます。 そうやって育成したユニコーンはポロリーグという競技に参加して他チームのユニコーンと戦ってきて、勝利するとコインをさらに稼げるという感じでした。 育てたユニコーンは売買することも可能でした。 最終的にはコインの合計で順位が決まります。

また、コインの合計の総合順位の他に、

  • ポロリーグでの最多勝利
  • 売買による利益
  • 最短時間で最も多くのクエストをクリア
  • Well Architected Framework に沿っている度合い

等のいくつかの目標が提示されていたので、そのどれかの目標で入賞することを狙ってゲームをプレイすることも出来ました。

やったこと

事前準備

インフラ基盤部から SRE 2名、サーバー部からサーバーサイドエンジニア2名の合計4名の有志を募って参加しました。 サーバーサイドエンジニアはそれぞれ、私と同期の19卒1名と20卒1名が参加してくれました。 参加前の準備は社内の Slack にチャンネルを用意して、ルール説明の資料に目を通したのみでした。 チーム名すら開始直前にノリで決めました。 当日は各自自宅からの参加で、Slack のハドルで通話・画面共有をして進めました。 可能な場合はオフィスに集まってホワイトボードなどが使える環境にしておくと、限られた時間で密にコミュニケーションを取り、ゲームを進めていく上では便利だと思います。構築作業を分担する場合はネットワーク構成をお互いに理解していないと思わぬタイムロスを生んでしまうと感じました。

ゲーム序盤

30分程度のルール説明のあと、3時間半程度ゲームに取り組みました。 私達のチームは普段 AWS を触っていないメンバーもいたので、序盤は最も慣れている SRE メンバーが画面共有をしてクイズの解説・補足や構築の説明などをしながら、ゲームをどう進めていくかの共通認識を醸成していきました。 ゲーム中盤から分担して各自でタスクをこなしていきました。

ゲーム中盤〜終盤

出題範囲は幅広く、EC2・RDS・S3・VPC・CloudWatch のような基本的なサービスからコンテナ・サーバーレス・ML・IoT まで様々でした。 分担し始めてから、集中して作業しているとあっという間にタイムアップを迎えたので、もう少し長くゲームをしたかった!とチームで惜しんでいました。

結果

私が構築を担当したものは、サービス自体はサクッとデプロイまでいけました。しかし、コストまたはセキュリティ面で修正点がある、という警告メッセージを1つ解決出来なかったものがあり悔いが残りました。 最終スコアは例年の平均程度に達していたようなので、エンジョイ勢としては健闘したと思っています。

感想

私は実務での AWS 経験は1年少しなので、参加前は触ったことのないサービスでのインフラ構築や障害対応などにうまく対処出来るだろうか?と不安でしたが、杞憂に終わりました。 ゲームについては、設定が作り込まれ過ぎていて事前に資料を読んでも正直内容の想像がつかなくて不安でした。しかし、当日の説明を聞けば分かるのでほとんど準備なしで参加して問題ないと思います。 全員が AWS のサービスを触り慣れている場合は、序盤に戦略と各自の担当範囲を決めて、分担してタスクをやり込んでいけば上位を目指せると思います。時折罠が仕掛けられていますが、脚注まで丁寧に README を読めば大体解決しました。また、IaC に慣れ親しんでいる人は手動構築に戸惑うこともあるかもしれません。日頃の業務と違ってじっくり調査せず、ゲームのためにラフに構築していって、コンピューティングリソースを無駄遣い出来てしまうのが背徳感があって個人的には楽しかったです。使ったことのないサービスに触れて勉強になる場面も有りました。

AWS をあまり触ったことのないサーバーサイド・アプリ等のエンジニアの方も、業務と違って壊しても全く問題ない環境で手を動かせる良い機会だと思います。 序盤の画面共有しながら構築をしていたところを見ていたサーバーサイドのメンバーから、どうやってインフラが構築されていくのかを見ることが出来て刺激になったという声もありました。 興味があれば是非参加して、楽しみながらAWSを学んでみて下さい!

久々のこういったコンテスト形式のイベントでしたが、Slack や表彰式でワイワイしていた GameDay 参加経験のあった企業や複数チーム参加していた他社のエンジニアの方々から触発されて、本当に良い場でした。 次の機会があれば、インフラ経験者をもっと誘ったり、複数チーム参加したりして、上位を狙っていきたいと思います。

さいごに

Da Vinci Studio では一緒に働ける仲間を絶賛大募集中です!募集職種と詳細に関しては、以下のリンクからそれぞれ確認できます。

【エンジニアリングマネージャー】

【サーバーサイド】

【SRE】

【データ分析・機械学習部門マネージャー】

【データサイエンティスト】

【機械学習エンジニア】

マネジメントでチームの成果を最大化したい方、コードをゴリゴリ書いて開発したい方、多種多様なサービスのインフラ構築に携わりたい方、GameDay のようなイベントに一緒に出てくれる方をお待ちしております。

また、グループの持株会社である(株)くふうカンパニーでは、新卒エンジニアの採用も行っています。興味のある方はご連絡ください。

【23卒エンジニア】